再生医療について
組織の修復を促し
痛みの改善を目指す治療です
再生医療は、加齢やケガ、使い過ぎなどによって傷んだ組織の修復を促し、痛みや機能低下の改善を目指す治療です。当院では、患者様ご自身の血液から取り出した血小板を活用するPRP療法を行っています。血小板には成長因子が多く含まれており、関節、腱、靭帯などの組織修復を助ける働きが期待されています。手術以外の方法を検討したいかたにとって、新たな選択肢となる治療です。
PRP療法の4つのメリット
1.ご自身の治す力を活かす治療
PRP療法は、患者様ご自身の血液を用いて行う治療です。血小板に含まれる成長因子の働きにより、傷んだ組織の修復を促し、痛みや炎症の改善を目指します。
2.自己血液を使用するため
アレルギーの心配が少ない
PRP療法では、患者様ご自身の血液を使用します。薬剤や異物を体内に入れる治療ではないため、アレルギー反応などのリスクが少ないことが特徴です。
3.入院を伴わない治療
PRP療法は、採血を行い、作製したPRPを患部へ注入する治療です。大がかりな手術ではなく、入院の必要もありません。日常生活への影響を抑えながら治療を受けていただけます。
4.症状に応じて治療を検討しやすい
PRP療法は、患者様の症状や目的に応じて治療法を選択しやすいことも特徴です。保存療法と手術療法の間にある選択肢として、幅広い可能性があります。

CONSULTATION
このようなかたにおすすめします
- ケガを早く治したい
- ヒアルロン酸注射などで
十分な改善が得られなかった - 関節や腱の痛みが長引いている
- 手術には抵抗がある
- 階段の上り下りがつらい
- できるだけご自身の組織を活かした
治療を受けたい - 膝の痛みで歩行時に不安がある
当院の再生医療
厚生労働省に再生医療等提供計画を
提出した体制で実施
PRP療法は、厚生労働省へ再生医療等提供計画を提出した医療機関のみが提供できる治療です。当院では、必要な手続きを行った体制のもとで再生医療を実施しています。公的な基準に沿って治療体制を整えていることは、患者様に安心して治療を受けていただくための大切な要素です。
院内でPRPを作製し、
フレッシュな状態で投与可能
当院では、院内でPRPを精製することができるため、ご自身の血液から抽出したPRPをフレッシュな状態で膝関節に投与することで、再生医療の治療効果をより高めることが期待できます。
整形外科として
診察・検査を踏まえたご提案
再生医療は、全ての症状に適しているわけではありません。当院では、整形外科として診察や検査を行ったうえで、PRP療法の適応を慎重に判断いたします。患者様の状態やご希望を踏まえ、ほかの治療法も含めてご説明いたします。
患者様に合わせた
2種類のPRP療法を提供
PRP療法は、PRP(多血小板血漿)に含まれる白血球の量や濃縮技術、特殊な処理の有無により分類されます。当院では、このうち2種類に対応しており、症状や治療の目的などを考慮し、医師と患者様との相談のうえで適切な種類を選択します。
Fresh-PRP
採血した血液から専用機器でPRPを抽出します。再生医療などの安全性に関する法律(以下、再生医療新法)の基準を満たした施設のみで実施が可能です。膝の状態に合わせて、PRPの濃度や成分、量が調整可能です。採血したその日に、フレッシュなPRPを投与できます。
PRP-FD
FDはFreeze-Dryの略でありPRPを凍結乾燥して保存します。採血した血液をPRP-FD加工センターに送り、3週間かけてPRP-FDを作成し、乾燥したPRPを溶解液に溶かして、ひざ関節に注射します。
比較表
| 部位 | 適応疾患 | PRPの種類 | |
|---|---|---|---|
| Fresh-PRP | PRP-FD | ||
| 関節 | 変形性関節症 | ○ | ○ |
| 筋・腱・靭帯 | 腱炎・肉離れなど | – | ○ |
| 同日注射 | 可能 | 3週間後 | |
| 保存期間 | 不可 | 6ヵ月可能 | |
治療の流れ
STEP 01
受診・診察
まずは当院を受診していただき、医師が診察・検査を行います。痛みの原因や状態を確認し、PRP療法の適応があるかを判断いたします。適応がある場合は、治療内容や費用、注意点について丁寧にご説明し、施術日を決定します。
STEP 02
採血
ご予約日に来院いただき、清潔な器具を用いて採血を行います。採血量は治療法の種類や症状に応じて異なります。
STEP 03
PRP作製
採血した血液を遠心分離機にかけ、血小板を多く含むPRPを作製します。作製には30~60分程度かかります。院内で作製できる種類については、比較的スムーズに治療へ進めます。
STEP 04
施術
作製したPRPを患部へ注入します。必要に応じて超音波検査装置を用いて位置を確認しながら施術を行います。症状や治療法によっては、一定の間隔をあけて複数回の施術をご提案する場合があります。
よくあるご質問

Q.
PRP療法はどのような症状に向いていますか?

A.
変形性関節症による関節の痛み、腱や靭帯の損傷、慢性的な痛みなどに対して検討される治療です。ただし、適応は症状や検査結果によって異なりますので、まずは診察を受けていただくことが大切です。

Q.
PRP療法はすぐに効果が出ますか?

A.
治療直後に大きな変化を感じるとは限りません。組織の修復を促す治療のため、経過を見ながら効果を判断していきます。症状によっては、複数回の施術をご提案することもあります。

Q.
再生医療は安全ですか?

A.
PRP療法は、患者様ご自身の血液を使用する治療です。そのため、異物を入れる治療に比べてアレルギーの可能性は低いと考えられます。当院では、必要な手続きを行った体制のもとで治療を実施しています。

Q.
PRP療法は膝の軟骨・半月板・靭帯に対してどのような効果があると考えられていますか?

A.
膝関節内にPRPを投与することで、関節内で修復を促す因子が作用し、関連する細胞を活性化して組織修復を促すことが期待されています。

Q.
PRP療法の効果は年齢によって異なりますか?

A.
年齢と共にPRP中の成長因子が低下することがわかっており、若いかたのほうがPRPの効果は高いと考えられているため、高齢のかたは高容量のPRPが必要になる場合があります。

Q.
PRP療法の効果は注射後どのくらいかかりますか?

A.
2週間程度時間を要すると言われています。効果効能期間は3~6ヵ月と言われていますので、PRP療法を定期的に継続することが大切です。

Q.
PRP療法におけるリスクはありますか?

A.
ご自身の血液を使用して実施しますので、アレルギー反応などの副作用の少ない治療です。ただ注射による感染のリスクは一般的に0.001%あります。
費用
料金表
| Fresh-PRP | 1回:55,000円 ※第二種再生医療実施料、診察料、超音波検査料を含む |
|---|---|
| PRP-FD | 1回:165,000円 ※診察料、超音波検査料を含む |
※表示金額は全て税込みです。
※なおPRP療法実施日の痛み止めや湿布の処方、および検査、リハビリテーションもすべて自費となりますのでご注意ください。
お支払方法
当院では、下記のお支払方法に対応しております。
- 現金
- 現金でのお支払い
- クレジットカード
- ※自由診療のみ
VISA/JCB/
Mastercard/など
医療費控除について
1年間(1月1日~12月31日)に10万円以上の医療費を支払った場合は、医療費控除によって一定の所得控除が受けられます。ご自身の支払いに限らず、生計を共にするご家族が支払った医療費も対象です。詳しくは国税庁のホームページをご覧ください。